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読書の秋です。
今日は私の好きな小説を紹介しましょう。
夏目漱石 「こころ」 です。漱石が神経症を患って居る時に執筆したものです。
漱石の凄いところは、作品によって文体がまるで違うところです。こんな作家、居ないのではないでしょうか。他にも、「坊ちゃん」や「我輩は猫である」などの大衆小説などもあるのですが、この「こころ」という作品は、それまでと違う、明治と大正を又にかけた漱石の葛藤みたいなものが、行間から滲み出ているような気がします。
しかも、男女の三角関係を、リアルに描写してあるので、読み応えもあります。
もともと、小説というのは、英国のものであり、英国留学していた漱石の文体は、今読んでも、見事なもの。レトリックも、決して古臭さを感じない。物書きを目指していた頃の私にとって、文体の師匠でもありました。
こんなにも長く愛される作家も珍しい。
小説らしい、私小説でっせ。
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