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[サブカテゴリ:リフォーム]
[更新日時:2008/10/16 09:25]

狭いスペースでも工夫をすれば防音室も夢じゃない!白馬建設のテクニックと努力に脱帽。

★防音室の増築で自由に音楽を楽しめるようになった★ 


《埼玉県の杉本さん邸~木造建築で防音室を作った!》 


 


工事内容:防音室(増築)、外壁・屋根の塗装、他


建物構造:在来工法


土地面積:125.862m2


建物面積:51.916m2


間取り:3LDK


施工期間:41日間


工事費用:6,174,000円 


 


 宇都宮線、蓮田駅から歩くことおよそ15分。閑静な住宅街にある杉本邸にお伺いしてきました。
 杉本家はご主人と奥様、中学3年生と小学5年生の2人の娘さんの4人家族。ご主人はエレキギターとドラム、奥様はアコースティックギター、長女はピアノとユーフォニアム、次女はピアノ。と、4人それぞれが楽器を演奏する音楽一家です。
 杉本家のリフォームは、そんな音楽一家ならではのものでした。

「リフォームは防音室の増築、ベランダの増築、外壁の塗り替え、エアコンの付け替え、インターホンの交換、門扉の造作をしました。メインは1階部分にあった小さな庭に防音室を増築することでしたが、増築した部屋の上部を屋根にするのはもったいないのでベランダとして使えるようにお願いしました」
 と、ご主人。これまで楽器を演奏するには時間やタイミングが気になったといいますが、この増築で好きなときに自由に演奏できるようになったわけですね。
「この時期にリフォームを決断した一番大きな理由は、長女が高校生になったら自宅でもユーフォニアムを演奏したいと言ったからなんです。いま現在は中学3年生で、学校で借りたユーフォニアムを学校で練習しているだけなんですが、高校に入ったら自宅でも練習したい。つまり、防音室がどうしても必要になるわけです」
 ユーフォニアムは、幾重にも巻かれた円錐管と4つのバルブ(弁)を持つ金管楽器の一種。確かに一般の住宅で演奏するには、近隣への配慮が必要そうです。
「それから、いままでピアノはリビングに置いてあったんですが、テレビを見ている人がいるとうるさがられたり、夜はヘッドフォンを付けないと弾けなかったり、とにかくピアノを弾くには良い環境ではなかったんです。でも、防音室があれば思いつきでパッと弾ける。広さは4畳ちょっとと狭いですが、娘たちは制限が無くなって喜んでいると思いますよ」

 杉本邸は実は木造住宅。この木造住宅に防音室を作るのはとても大変なことでした。
「防音室をつくるということは、音を表に出さない目的もありますが、部屋の中で演奏している人にも程よく聞こえるようにしなければなりませんよね。でも、4畳ほどの狭い防音室だと、音の反射や吸収の度合いを調整するのが非常に難しくて、どの防音材を使うのか、吸音材はどうするか、素人にはとても選定できません。最終的には白馬さんにご提案していただいたとおりにしたのですが、実際に演奏してみて、提案されたことは間違っていなかったなと満足しています」
 ご主人が言うように、音の反射や吸収をどの程度に調節するかはとても難しいこと。まして木造建築で4畳ほどの広さとなると、専門家でも唸ってしまうのが現実なのだとか。
 白馬建設が提案したのは、どちらかというとデット側、音を吸音させる方向でした。4畳半以上の広さがあれば、ライブ側といって演奏している人が自分の出している音を反響させ自分の耳で聞いて確認できますが、小さなスペースでライブ側にしてしまうと音が反響しすぎて逆に音が拾えなくなります。つまり、杉本家の防音室は、わざとデット側にしたというわけです。
「狭い部屋でも、部屋の6面全部から音は跳ね返ってきます。ですから、天井と床は吸音、壁の縦方向は反射、横方向は吸音ということにしました。もちろん、これは白馬さんの提案ですが(笑)。工事そのものも本当に大変そうでした。コンセント、エアコン、スイッチなどの穴に充填材を入れたり、下地のボードの合わせ面、床と壁、壁と天井、ありとあらゆる隙間をふさいだりする作業は、普通の工事にはないことでしょう。担当の武藤さんが大工さんと事前に何度も打ち合わせをしたり、充填箇所をその都度確認したりする細かさには頭が下がりました」
 杉本家のリフォームを担当した白馬建設の武藤さんに、「大変でしたか?」と聞いてみると、
「通常のリフォームに比べて手間隙が2倍も3倍もかかりました。バケツに小さな穴が開いていれば水が漏れるのと同じで、音も小さな隙間から漏れてしまう。それを細かくチェックしていくのが、地味ですけど大変な作業でした。でも、防音性能を実証してデーターとして残すことができましたし、良い経験をさせていただけたと思っています。今後もこの経験が役に立つようにしたいです」
 とのこと。木造建築でレベルの高い防音室を作るためには、下地からメーカーの仕様書どおりにしてしまうとどうしても不具合ができる。そこが武藤さんと大工さんが苦労した点のようですね。

 ところで、杉本さんと白馬建設の出会いは「ホームプロ」という建築会社が登録しているホームページでした。ホームプロは、ある条件を匿名で投げ込むとそれに対して8社から返事が返ってくるシステム。最初は顧客と建築会社がメールでやりとりをし、顧客が気にいった建築会社があれば実際に会って見積もりを出してもらうスタイルを採用しています。
「私の出した条件に返信してくださった8社の中で『やらせてくれ!』という姿勢が見えた3社とお会いして見積もりを出してもらいました。その中に白馬さんも入っていたのですが、白馬さんは私が匿名で投げかけたときから他の7社とは違っていました」
 杉本さんが提示した条件の中には、簡単な図面をスキャナーで撮った画像データーも含まれていました。その図面を見た白馬建設の武藤さんは、とても親切なメールを送ってきてくれたのだとご主人は言います。
「最初はリビングのほうにも防音室を広げようと思っていたので、そういう条件を提示していたんですけれど、武藤さんは図面を見て抜けない柱があるから構造的に大きな変更が必要だと指摘してくださったんです。これは素人の私にはわからなかったことのひとつです。それから、施主側として気をつけなければならないことだとか、建て売りで買った家だったので建ぺい率や法的制限がどうなっているのか確認しといたほうがいいとか、保証の期間を確認しといたほうがいいとか。そういったことを最初の接触の段階から親身になってアドバイスしてくださったので、とても第一印象が良かったですね」
 実際に見積もりを出す段階になると、ご主人いわく「まだ契約するかどうかわからないのに細かいフォローをしてくれた」のだとか。たとえば、防音建材を扱うメーカーに行く段取りをつけたり、ご主人の素朴な疑問にその都度レスポンスよく反応したり、小さな変更でもすぐに見積もりを差し替えたり。こうした対応は、他社にはなかったことでした。8社の中から最終的にご主人の信頼を勝ち取ったのは、武藤さんの努力があったからなんですね!

 杉本邸はベージュだった外壁を薄いオレンジが入ったピンク系に、屋根を紺色から深緑に塗り替えているのですが、実は面白いエピソードがあります。
「この家は建ててから12年くらい経過しているんですけど、通りの目立つところにちょうどヒビが入っていたため、飛び込みの塗装屋さんがしょっちゅう塗り替えませんかと営業に来ていたんです。ヒビは構造的に問題が出るほどのものではなかったんですが、何しろ目立つ。そういう営業マンに対応するのも面倒になっていましたし、そろそろ1回目の塗り替え時期かなと思ったので、今回の増築と一緒にお願いすることにしたんです」
 飛び込みの営業マンが来ていたとは驚きですね。塗り替えられた壁はとてもきれいで、1階と2階の境目にある帯状のラインも同系色で、とてもステキでした。



 防音室の増築は500万円。その他の部分は117万4千円。総額617万4千円のリフォームは、防音建材そのものが高価なためややコストがかかってしまいましたが、ご主人納得の金額だとか。
「とにかく、白馬さんにして良かったです。増築工事なんて人生の中でそんなにやる機会はないと思うんですけど、たまたまホームプロで白馬さんと出会って、目的どおりのものができて本当に幸運だったなと思っています」
 同じ手続きをしても上手くいかない人、不満が残る人はきっといるはず。でも、杉本家のリフォームは大成功ということですね!



取材ライターからのひとこと感想
 実はご主人も奥様も若いときにギターやドラムをやっていて、これまではあまり弾いていなかったのだとか。でも、防音室が完成したことで、また再開してみようかなという気持ちになったのだとか。
 ご主人の希望は、折りたたみ可能なサイレントドラムを近々購入すること。奥様のお許しが出れば、と笑いながらおっしゃっていましたが、ぜひ防音室で楽しんでほしいと思いました。
 私もピアノを弾くのですが、防音室、実にうらやましい! もし、子供の頃に防音室があったら、もっと一生懸命に練習したかも、なんて思ってしまいました。


 

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